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東日本復興支援 ヒューマンリンク

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2011年 12月 20日

被災地の美しい風景

被災地の美しい風景_a0157107_10362853.jpg

(南三陸町志津川の夕景・写真をクリックすると拡大します)


4月以後毎週に近い頻度で被災地に通い、福島・宮城・岩手3県の十数カ所の被災地を訪ねました。
被災地ではどこに行ってもとても美しい風景と出会います。美しい海、美しい農村。
4月以後、私は被災地の「惨状」を伝える写真や動画を沢山このブログに掲載しました。
1人でも多くの人に被災地の現実を知って貰いたい、そして支援に協力して欲しい。
そういう思いで、まずは被災地の現実をお伝えしなければと思って写真を掲載し続けました。

しかし、被災地の惨状を伝える写真を何日も続けて掲載するとちょっとした苦痛を感じます。
それは、被災地のどこもがとても美しい所であることをよく知っているからです。
本当であれば津波被害の写真などより美しい東北の風景の写真ばかりをお見せしたいと思います。
けれども、震災被害と全く切り離された「美しい東北」の写真を撮り歩くことには躊躇いがありましたし、なによりもそんな時間は全くありませんでした。それで、移動の合間に車を停めて、僅か4~5分の時間に被災地の「惨状」と美しさの両方を画角に納めた写真を時々撮っていました。

12月10~12日に盛岡・大船渡・気仙沼・南三陸町・石巻市・東松島市・松島町を回りました。
大船渡にストーブをお届けする前後に何カ所かの被災地を訪ね僅かですが写真を撮りました。
今回は写真家・塙真一さんにご一緒頂き、とても楽しい3日間を過ごさせて頂きました。
塙さんが16日のブログに南三陸町と松島町の美しい写真を掲載されたので紹介します。
彼がブログの最後で語っている次のような気持ちが私にはとてもよく分かります。

【塙真一のブログ】『記録と記憶』

被災地の惨状を発表するのは私の仕事ではないと思っています。
ですので、私は美しい東北の景色をブログに掲載します。


by human_link | 2011-12-20 10:02 | 震災


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